2007年8月16日木曜日

Google Mapは地図1.0

Google MapはAjaxを使ったWebサービスであるため、Web 2.0の代表例として紹介される。
しかし、その地図サービス自体はまだ1.0だ。
確かに、Google MapはWeb
2.0の条件のいくつかを満たしている。マイマップもあり、多数のユーザの参加もある。しかし、そのコンテンツはいまだ1.0の域を出ていない。
マイマップがあるだけでは、たとえそれを共有していても、情報を活用しているとはいいがたい。参加者の玉石混合の情報から有益な情報を抽出しなければ十分ではない。
また、地図からして十分な情報が掲載されているわけではない。たとえば、バスの路線や工事、渋滞情報はない。
一方、紙の地図は技術的に古いものと考えられているが、様々な工夫がなされている。たとえば、抜け道マップや災害時避難経路などだ。
もちろん紙ではリアルタイムの情報を掲載できないが、通常以外の用途に対しても幅広くニーズに応えている。つまり、ロングテールだ。その意味では、ずっと2.0らしい。
Google Mapも早く2.0に移行してもらいたい。

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