2008年1月30日水曜日

駅宅

駅中が活発だ。
駅中とは、駅の中のショッピングモールだ。飲食系が中心だが、今後はファッション系も登場するだろう。
駅の再開発というと、駅前の開発を意味することが多いが、土地取得などの問題でなかなか思うように進まない。そこで、JRが積極的に行っているのが、駅の中を開発してしまうという駅中だ。
駅中が進むと客は駅から出ないため駅周辺の商店街には大打撃だろう。それがいやなら駅前開発に協力しろというメッセージも含まれているかもしれない。

前置きが長くなったが、今回取り上げたいのは駅中ならぬ駅宅だ。駅宅は勝手に作った造語だ。2つの意味をこめている。1つは駅の宅配、もう1つは駅の託児所だ。
宅配を受け取る場所は、自宅、コンビニ、郵便局しかなかった。自宅は日中留守だと受け取れず、コンビニは通り道でないこともある。郵便局はもっと遠いかもしれない。
そこで、必ず通勤に使う最寄り駅で荷物を受け取るオプションがあってもよいと思う。これがよいのは鉄道輸送できるため、トラックを全く使う必要がないことだ。環境にやさしい宅配だ。Amazonのような書籍中心の宅配なら出勤前に受け取り、通勤中に読むこともできる。
もう1つは託児所だ。女性の社会進出(むしろ社会復帰というべきかもしれない)はいまや必要条件になっている。その社会進出を阻む壁が育児だ。育児期間は出産期間よりはるかに長い。育児を支援しなければ社会進出は進まない。駅は理想的な託児所となる。もともと乳幼児は無料なので駅の中に入ってもよい。駅の外に入り口があってももちろんよい。企業ごとに託児所を設けるより、駅に共同で設置するほうが安い。駅ビルには結構スペースがある。
駅の機能は工夫次第で様々に発展する。

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