2008年1月12日土曜日

EC2とシンクライアントで作るPC教室

学校のPC教室では、PCの管理がいつも問題になる。
いっそのことPCなどなくしてしまうことを検討してみたい。
どうすればよいかというと、シンクライアントとEC2を組み合わせる。
アプリケーションはEC2で実行し、画面をシンクライアントで表示する。
インターネット経由で距離が問題かもしれないが、仮想マシン方式のシンクライアントと基本的には変わらない。
性能面は実際に試すまでわからないが、ここでは予算について検討しておく。
予算的に割高なら、それ以上検討しても無駄だ。
EC2の価格は1台あたり$0.10/hだ。ただし、データ転送代金を含まない。
仮に500台のPCを毎日12時間、利用率50%で利用するとする。
休業期間中は無視できるものとし、年間8ヶ月(8*30=240日)使用するものとする。
すると、500*$0.10*12*0.50*240=$72000になる。$1:120円とすると864万円となる。
これは1台のPCを年間2万円で使えるというわけだから、驚異的な安さといえる。
おまけに、共用を許すなら1/2~1/10ぐらいにコストダウンできる。
しかし、問題はこれからだ。これで済むならとっくに誰かが行っている。
上記の計算にはデータ転送代金が含まれていない。
通信料はアップロードが$0.10/GB、ダウンロードが$0.18/GB(<10TB)だ。
シンクライアントではダウンロードが相当多いはずだ。
仮に1MbpsのADSLで十分だとすれば、月間通信量は0.001/8*60*12*0.5*30=81GBだ。500台でも40TBを超えるので$0.16/GBが適用される。
年間通信料は500*81*$0.16*8=$51840、約620万円になる。これはクライアントなので台数を削減できない。これは1台のPCを年間1万円で使えるというわけだ。
しかし、これに500台のシンクライアントが加わることを忘れてはいけない。
実際には、シンクライアント+ディスプレイが加わる。両方まとめて10万と仮定する。5年リースとすると年2万となる。これは少し高めの設定だ。
よって、EC2+シンクライアントは2+1+2=5万円/年となる。
一般的なPCを約20万とすると、5年リースでは4万円/年であるから、EC2はそん色ない。しかも、管理費を含めるとEC2の方が有利かもしれない。
もっとも、この試算は通信量を低く考えすぎているかもしれない。また、EC2で使えるOSはいまのところLinuxだけなので、WindowsのPC教室にはできないかもしれない。これらが課題だろう。

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