2008年1月30日水曜日

映画 Harry Potter

ハリーポッターは全世界でベストセラーだが、その映画の話をしたい。
最初に原書を手に取ってから、日本語版、映画と読んできた(映画を読むといえるか分からないが)。
第1作の映画は原作が映画化されたという期待感もあって、見ていておもしろかった。
しかし、最新刊に近づくにつれ、映画がおもしろくなくなっている。これは個人的な感想なので、違う意見の人もいるだろう。
いくつかの理由が考えられる。
1つは飽きてきたことだ。映画だけでなく原作にも飽きてきた。執着がないので、どちらも面白いと感じない。まだ、原作の方は惰性で読む気になるが、見る気のない映画を見続けるのは結構苦痛だ。能動的にかかわるメディアと受動的にかかわるメディアの差が出てきたという気がする。
1つは原作の長さだ。第1巻は2時間の映画で十分に表現できていたように思える。しかし、その後どんどん厚くなり、ページ数が増えた。元々1年の話である。様々なイベントが起きるが、細かく描画していたら2時間では収まらない。映画館の都合にせよ、DVDの都合にせよ、いずれにせよ映画で2時間を越えるのは難しい。おそらくTVシリーズならもっと満足出来たろう。しかし、思い入れのあるエピソードが削除された抜け殻のような映画は、原作を読んだ人には物足りない。
特に最新の映画をDVDで見ると、集中してみなかったせいもあるが、ストーリーが全くわからないかった。原作を読んでいてさえ、話の流れについていけない。2時間に収めるためのやむをえない編集だと思うが、失敗作だと思う。どんなにSFXがすばらしくても、それだけで映画が成立するわけではない。ストーリーのない映画は、そもそも作品として成立しない。
少し残念な気がしたので、あくまで個人的な感想として記録をつけておく。
時間のあるときに集中して見直せば、面白いのかもしれない。とフォローしておく。

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