2008年1月30日水曜日

何をOSSにするべきか

様々なOSS(Open Source Software)がある。
同種のアプリケーションにも複数のOSSがある。
企業が商品をOSSにしている。
しかし、欲しいOSSはなかなかない。
OSSを開発する動機は様々であり、もちろん功名心も立派な動機の1つだ。既存のOSSが使えないと思うと新しいOSSを作ろうとする。しかし、その前に既存のOSSに新機能を組み込むように提案するほうが先だろう。まして、OSSはソースが公開されているのだから、自分で改造したソースを提供すればよい。このようにしてOSSアプリケーションを整理する必要がある。
また、同種のアプリケーションで共通のモジュールを使えるようにし、サブモジュールとコアを明確に区別することも重要だ。Open Plug-in/Add-onを考える時期に来ているだろう。競争もよいが、時に協調があってもよい。
また、企業が製品を続々OSSとして提供している。しかし、あまり使えない。いくつかの理由が考えられる。1つは、それぞれのソフトがその企業文化に根ざして開発されているからだ。ユーザインターフェースやワークフローに独特の考えがある。極めて個性が強い。また、その企業のソリューションでは重要な部品かもしれないが、他社は競合商品を既に持っているので利用できないということもある。
単純に製品をOSSにするのではなく、機能に分割して個別にOSSにするなど配布方式も工夫する必要があるように思える。せっかくの貢献が全くの無駄になっているようでもったいない。

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