2008年1月2日水曜日

Seam CarvingとワイドTV

昔のTVは縦横の比が3:4だった。ワイドTVになり9:16になった。
一般的にワイドTVはハイビジョンであることが多い。
しかし、画質が高い割りに縦横比がでたらめな画像を再生していることがよくある。人物が太って見える。こういう場合は画面の横を使わずに正しい比率で再生すればよい。しかし、それではワイドの意味がほとんどない。せっかく買った大画面TVを小画面で使うしかない。
そこで、従来の単純な拡大・縮小アルゴリズムではなくSeam Carvingで拡大・縮小してはどうかと考える。Seam CarvingはSIGGRAPH 2007で登場したばかりだが、多くの実装が出ているようだ。しかし、まだ動画のSeam Carvingやリアルタイム処理はまだまだ研究段階だろう。
TV企業は、そのアルゴリズムを開発し、LSI化してTVに組み込むべきだ。そうすれば自然な画像が自動的に創造される。もちろん、再生時に従来方式と選択できるようにする。多くの場合、リアルタイムSeam Carvingの方が適切だと思うが、正確な描写が求められる場合もある。例えば、科学番組や教育番組などだ。物理実験の番組で定規の長さが変わってはおかしい。

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